毎日温泉三昧!? 温泉地で移住支援策が充実している地域5選

「温泉地で暮らせたら、毎日温泉三昧なのに…」そんなふうに思ったことはありませんか?

実は全国の温泉地の中には、移住者支援策が充実している地域がたくさんあります。
移住支援金や住宅補助はもちろん、子育て支援や、温泉をより楽しむためのサポート制度まで、地域ごとに個性的な支援策が用意されています。

今回は、温泉地の中でも特徴的な移住支援策を実施している5地域をピックアップしてご紹介します。

最後まで読めば、温泉好きの人にぴったりの移住先が見つかるはずです!

秋田県 にかほ市【仁賀保温泉 ほか】

秋田県の日本海沿岸に位置するにかほ市は、仁賀保温泉をはじめ、美しい自然景観と海の幸が楽しめる地域。
日本の渚100選のひとつである象潟(きさかた)海岸や、日本百名山に選ばれた鳥海山の山麓に広がる豊かな自然も魅力です。

充実した移住支援制度

最も注目すべきは移住支援金で、東京圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)に住んでいた方がにかほ市内に移住し、指定要件を満たす場合に支給されます。
交付金額は1世帯100万円(単身世帯は60万円)で、18歳未満の家族と移住する場合は一人につき100万円が加算されます。

東京圏外であっても、移住前3年間を県外で生活し、移住後1年以内に住宅を購入または賃貸住宅に入居した場合、最大30万円の奨励金が支給されます。

温泉好き必見の特典

さらに温泉好きが注目したいのが「定住世帯温泉無料パスポート」です。
これは道の駅象潟「ねむの丘」など、市内の指定温泉施設5か所の入浴料が家族全員無料になるというもの! 家族みんなで地域の温泉通いができるのは嬉しい特典ですね。

参考: にかほ市移住・Uターン・お仕事支援ポータルサイト「にかほーむ」

群馬県 草津町【草津温泉】

全国屈指の名湯である草津温泉は、豊富な湧出量と湯畑で知られています。
町内には19カ所もの共同浴場があり、町民はすべて無料で利用可能。まさに「毎日温泉三昧」が叶う環境です。

手厚い移住・子育て支援

草津町では県外からの移住世帯を対象にした支援金(最大100万円)に加え、東京圏の大学を卒業後に草津町に移住・就職する学生向けの支援金や、子育て世帯への給食費・保育料の無償化など、若者から子育て世代へのサポートを手厚く提供しています。

四季を通じて快適な住環境

避暑地でもある草津温泉は夏季も涼しく(平均18℃程度)、過ごしやすいのが魅力です。
一方で冬季は寒さが厳しいものの、温水が地下を通っているため道路が凍結しづらく、季節を問わず暮らしやすいという特徴があります。

参考: 草津温泉 移住応援サイト「いい湯だな いい街だな 草津町」

兵庫県 新温泉町【湯村温泉 ほか】

兵庫県北部、日本海に面した新温泉町は、湯村温泉や浜坂温泉をはじめ、5つもの温泉が湧き出す地域です。

豊富な湯量により一般家庭にも温泉が配湯されており、憧れの「温泉付き住宅」が実現できます(温泉配湯助成金もあり!)。

充実した移住・住宅支援

移住支援策も充実しており、東京圏からの移住者で指定マッチングサイト経由で就職した場合、移住支援金(最大100万円)が支給されます。
町内での起業希望者には起業支援金(最大100万円)もあります。

住宅支援も豊富で、家賃助成金(最大1万円/月)や定住促進住宅取得助成金(子育て世帯で最大100万円)など、住まい選びを後押しする制度が整っています。

移住前に体験できる安心感

移住を検討している人に嬉しいのが、「いなか暮らし体験住宅」が用意されていること。
なんと1カ月間、湯村温泉が配湯された「温泉付き住宅」での暮らしを体験できるんです!移住前に地域の雰囲気や住み心地をしっかり確認することができます。

参考: 新温泉移住定住ナビ

大分県 豊後高田市【真玉温泉 ほか】

温泉で有名な大分県の中でも、豊後高田市は真玉温泉などの歴史ある温泉地を擁する土地です。
ミネラルが豊富な炭酸水素塩泉(美肌効果が期待される泉質)をたっぷり楽しめます。

宝島社の「住みたい田舎ベストランキング」2025年版では、人口1万人以上3万人未満の地域で4部門1位を獲得する、大人気の移住先です。

テレワーク世代にも対応

具体的な移住支援策としては、東京圏からの移住者で、「おおいたジョブナビ」で就職または移住元から継続してテレワークをしている世帯に、移住支援金(最大100万円)を交付しています。

子育て世帯への手厚いサポート

子育て世帯向けの支援も充実しており、引越し料金実費相当額を補助する「子育て世代いらっしゃい引越し応援金」(最大10万円)や、子育て世帯とその祖父母世帯まで支援する「ウェルカム未来の高田っ子応援金」などが受けられます。

「温泉地でテレワークをしたい」「子育て支援が行き届いた場所で暮らしたい」という方におすすめしたい移住先です。

参考: 豊後高田市IJU支援サイト

大分県 別府市【別府温泉】

日本一とも言われる源泉数・湧出量を誇る別府温泉。
市内のあちこちに温泉施設が点在し、温泉ファンにとっては夢のような暮らしが実現できます。

特定職種への手厚い支援

移住支援策としては、県外からの移住者で、市内のバス・タクシードライバーや介護職に就職予定の方には、移住支援金として世帯100万円、単身60万円を支給し、12歳以下の子ども1人につき30万円が加算されます。
さらに、空き家バンクに登録された家の購入・改修費の補助(各上限30万円)制度もあります。

ファミリー層も安心の子育て支援

子育て支援では、第2子以降の3歳未満児の保育料無料化、就学前児童の医療費助成など手厚いサポートがあり、ファミリー層が安心して移住できる環境が整っています。

クリエイター向けの独自支援

特徴的なのが、クリエイターやアーティストに向けた独自の移住支援策です。
クリエイティブな人材を呼び込み、より魅力的で住みやすい地域づくりを目指しています。「移住応援給付金」として一世帯に10万円が支給されるほか、活動拠点やネットワーク支援も提供しています。

温泉と豊かな自然の中で、クリエイティブな仕事をしたい方にぴったりの移住先です。

参考: 別府市移住支援

温泉地移住で理想のライフスタイルを実現しよう

今回ご紹介した5つの温泉地は、それぞれ特色ある移住支援策と、温泉を日常的に楽しむ暮らしが手に入る地域ばかりです。

にかほ市の「温泉無料パスポート」、草津町の共同浴場無料利用、新温泉町の一般家庭への温泉配湯などは、まさに温泉三昧の生活が送れるサポート内容です。

また、豊後高田市のテレワーク支援や、別府市のクリエイター向け支援など、時代のニーズや地域課題に合わせた柔軟なサポートが展開されている地域も見逃せません。

もし「毎日温泉三昧できる暮らし」を夢見ているなら、まずは各自治体の移住相談窓口に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
どの地域でもオンライン相談会や移住体験プログラムなど、移住希望者向けのサービスが用意されているため、納得いくまでじっくり検討できますよ。

ぜひこの機会に、憧れの「温泉地移住ライフ」を実現する第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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オオシマエリ
Webライター歴は約20年。出版社や女性向けメディアでの編集・執筆、Webマーケティング会社SEO部署のマネージャーを経験。現在はフリーランスとして、美容・恋愛・育児・介護など多ジャンルの記事を制作。「読みやすく、役立つ情報」を届けることを大切にしています。