フリーランスに「向いている人」・「向いていない人」ってどんな人?

みなさんこんにちは!
今日は母としてではなく、タイトルの通りフリーランスに「向いている人」・「向いていない人」ってどんな人?という内容でブログを書きます。

遡ること6年前、私は広告代理店のクリエイティブディレクターを辞め、フリーランスになりました。
よく友達から「どうしてフリーランスになったの?」と聞かれるのですが、理由は大きく2つ。

①売上・数字にとらわれず仕事がしたかったから
②ライターの仕事に興味があったから

約6年間私がフリーランスを続けてこれたのは、“向いてるから”だと思います。
私の友達には会社員を辞め、フリーランスになった人がいるのですが、1年も経たずにまた会社員に戻りました。

では一体、どんな人がフリーランスに向いているのでしょうか。

フリーランスに向いている人の5つの特徴

何人かフリーランスの知人と会って話しているなかで見つけた、「フリーランスに向いている人」の特徴を5つ紹介します。

1.スケジュール管理ができる人

フリーランスに向いている人の特徴一つ目は、自己管理とスケジュール管理ができる人です。
どんな仕事であれ、必ず納期・締め切りがあります。
納期までに逆算してスケジュールを組んだり、タスクを整理したりして、クライアントが求める仕事を遂行しなければいけません。
何度も締め切りが遅れると信頼関係を失い、仕事の依頼がなくなります。

カフェやコワーキングスペースで仕事をする日もあるでしょうが、自宅での作業がほとんど。
誰かの管理下に置かれることもないので、自分でプライベートと仕事のメリハリをつけなければなりません。

2.一人で仕事ができる人

フリーランスは基本、一人で仕事をします。
そのため、ときには孤独を感じることもあるでしょう。
チームで何かプロジェクトを遂行し、達成感を得たい人は物足りなさを感じるかもしれません。

仕事の達成感を誰かとシェアすることが少ないので、目の前のタスクを一人で黙々と進められる人は向いています。

3.マルチタスクが得意な人(優先順位をつけられる人)

多くのフリーランスは、複数のタスクを同時進行しなければいけません。
請求書や見積書を作ったり、メールの返信やトラブルの対応に追われたり。

会社員は困ったとき、同期や先輩が助けてくれる場合もありますが、フリーランスは基本、一人で対応しなければなりません。
そのため、マルチタスクが得意な人や、やるべきことの優先順位をつけられる人が向いています。

4.自分で営業できる人・交渉力がある人

自分で営業ができる人や、交渉力がある人もフリーランスに向いています。
前の会社や友人の伝手で仕事をもらうフリーランスもいますが、自分で営業をして仕事を獲得するのが基本です。

ときには報酬が安すぎたり、納期が厳しかったりする場合もあるでしょう。
クライアントの要望を鵜呑みにしすぎると、ストレスに繋がります。

「この案件は工数がかかるので、◯◯分の費用を上乗せできませんか?」
「今週は立て込んでいるので、納期を来週にしてもらえないでしょうか?」

など、クライアントとうまくコミュニケーションが取れる人は、フリーランスになってもうまくいきます。

5.柔軟な対応ができる人

私は会社員時代、フリーランスの人に仕事をお願いする立場でした。
「今週中にどうしても初稿をいただきたくて…すみません!」など少し無理なお願いをしたとき「いいですよ!がんばります!」と、快く引き受けてくれたフリーランスの人は、何年も仕事を依頼していましたし、頼りにしていました。
このように、臨機応変に対応してくれるフリーランスは重宝されます。
結果、営業をしなくても継続的に仕事をもらえることも。

納期だけではなく、急な仕事の依頼やトラブルに柔軟な対応ができる人も、フリーランスで活躍できるでしょう。

フリーランスに向いていない人の5つの特徴

私の経験上、下記の項目に一つでも当てはまる人は、あまりフリーランスに向いていません。一つでも当てはまる人は、フリーランスになるかもう一度よく検討してみてください。

1.成果=お金という考えを持つ人(安定思考の人)

フリーランスになって最初のうちは、だいたい収入が安定しません。
「こんなに努力したのに、お金で結果が返ってこない」と思う人は、フリーランスより会社員の方が向いています。

“フリーランスは場所も時間も選ばず、好きなときに仕事ができて羨ましい”と思っている人は要注意。
最初のうちはお小遣い程度にしか収入がないときもあり、スキルがないと結構シビアな世界です。

逆境を楽しめる人や、スキルアップなどお金以外の成果に価値を感じられる人でないと、フリーランスは厳しいと思います。

2.働くことが嫌いな人

根本的に働くことが嫌いな人は、フリーランスに向いていません。
ある程度決まった仕事をこなす、会社員の方があっています。

良くも悪くも、フリーランスはすべてが自由。
一日中ぐーたら過ごしたって、誰にも文句は言われません。
しかし収入は得られず、生活は厳しくなります。

私は働くことが好きなので平日夜遅くまで仕事をするのも、土日に仕事をするのもイヤではありません!
働くことが嫌いな人は、ある程度誰かに監視される場所(会社)で仕事をしないと、生活が困窮します。

3.プライベートを充実させたい人

これに関しては「え?」と思う人も多いでしょう。
プライベートの充実は、安定した収入と仕事があってこそ成り立ちます。

フリーランスになって仕事が軌道にのるまでは、単価が低かったり生活リズムが乱れやすかったり……。
「フリーランス=自由でプライベートが充実」というイメージを持っている人は、ギャップを感じて辛くなることも。

私は安定した収入を得るまで、約半年かかりました。
今でこそワークライフバランスが実現できています、初期の頃は睡眠時間3〜4時間の日もあれば昼夜逆転した日もあり、とにかく実績を作ろうと必死だった記憶があります。

ときにはプライベートを犠牲にする覚悟がないと、フリーランスは厳しいかもしれません。

4.決断力がない人

仕事を引き受けるか、どちらの案件を選択するのかなど、フリーランスはすべて自分で決めて行動しなければなりません。
迷っている間に、他の人に案件が移ってしまったなんてことも。
優柔不断な人は、フリーランスはストレスになる可能性があります。

5.約束にルーズな人(報連相が苦手な人)

フリーランスは、信頼がすべてといっても過言ではありません。
約束にルーズな人、納期を守れない人は、どんなにスキルが高くてもいずれ仕事がもらえなくなります。
つまり、自分に甘い人はフリーランスに向いていません。

体調不良など、やむを得ず納期が遅れる場合は、早めに連絡を入れる必要があります。
私の経験上、これができないフリーランスが意外と多いんです……。
連絡しても返信がなく、2〜3日たって「体調崩してました、申し訳ございません」と連絡が入るなんてこともありました。

これが続くと、信頼関係が失われます。
こまめな報連相が苦手な人も、フリーランスは不向きです。

会社員もフリーランスもメリット・デメリットはある

よくフリーランス向けのスクール広告で、「自由な働き方でプライベートも充実!」なんてコピーを目にしますが、“プライベートを充実させる”目的で、フリーランスになるのは危険です。

今回は私の経験からフリーランスに向いている人、向いていない人の特徴をそれぞれ5つずつピックアップしました。
フリーランスに興味がある人は、まず自己分析からはじめてみて、自分が向いているかどうか判断してみてください。

「向いているか分からないけど、とりあえずやってみる!」という選択も、場合によってはアリでしょう。

いきなりフリーランスになるのはハードルが高い……という人は、副業からはじめてみるのもおすすめです。
実際にやってみると、向いているのか向いてないのかが分かってきます。

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